こんにちは、胚培養士です。
4月27日、28日に東京都で行われた「第70回日本生殖医学会学術講演会」に参加してきました。
今大会は「Diversity(多様性),Sustainability(持続可能性),and Resilience(粘り強さ)」というテーマで行われ、国際学会と同時に開催されました。当院からは院長、副院長、胚培養士の計4名が参加いたしました。
また、胚培養士2名が「既存のガラス化凍結胚盤胞の融解にワンステップ法は適しているか?」、「市販の融解液を用いたワンステップ融解法による臨床成績」というタイトルで2題のポスター発表を行いました。
ポスター発表のテーマとして取り上げた「ワンステップ融解法」は、従来の融解の方法に比べ、時間も融解の過程も短縮できる方法です。各企業からもこのワンステップ融解法専用の融解液が発売されるなど、今注目度の高い方法になります。当院では、このように新しい方法も積極的に取り入れ、より良い臨床成績に結び付くよう努めています。
学会への参加はクリニックの成績を発表するだけでなく、他のクリニックや企業の方々との交流をはかることができる場でもあります。このような交流で得た知見をもとに、患者さまへ還元できるよう今後も邁進してまいります。