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人工授精について

こんにちは、胚培養士です。

今回は人工授精について紹介します。

人工授精は排卵に合わせて、良好な運動精子を子宮内に注入することで、卵子と出会う可能性を高める方法です。AIHまたはIUIといわれることもあります。
人工授精の妊娠率は5~8%ほどで、40歳以上では1%程度とされています。

実際の流れは、月経2~4日目頃と10日目頃に内診で子宮内膜の厚さや卵胞の大きさをチェックすることで、人工授精の実施日を決定します。実施当日には採取した精液を持参していただき、培養室で調整した運動が良好な精子を用いて人工授精を実施します。

当院では主に密度勾配法と呼ばれる方法をもちいて、良好な運動精子を回収しています。
密度勾配法は専用の溶液に精子を重層して遠心分離を行うことで、精子頭部の密度の違いにより良好な精子を回収する方法です。



回収した精子は専用のカテーテルに充填し、内診室で子宮に注入します。
精液を提出していただいてから処理が終わるまで1時間ほどかかります。

人工授精についてなにかご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。