当院の初回受精方法は、精子調整後の所見が体外受精の基準を満たしている場合、原則体外受精となります。体外受精を行っても、約5時間後の受精反応の確認時に受精の兆候(第二極体の放出)が見られない卵子が多い場合には、レスキュー顕微授精を実施します。
胚移植は、ほぼ全ての症例で胚盤胞での融解胚移植を実施しています。受精後5~7日目までタイムラプス撮影(連続撮影)が可能なインキュベーターで培養し、凍結基準を満たした胚盤胞に成長した後、凍結をします。そして次周期以降に妊娠の可能性が高い胚盤胞1つを融解し、胚移植を行います。