一般不妊検査

卵巣予備能検査(AMH:抗ミュラー管ホルモン)

発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣に残っている卵子の目安として、卵巣予備能のよい指標になります。

ホルモン検査

下垂体機能検査
脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、エストロゲン(E2)などを測定します。下垂体機能や卵巣機能を調べます。
プロラクチン測定
プロラクチン(乳腺刺激ホルモン:PRL)を測定します。このホルモンの分泌異常が起きると、月経不順や排卵障害が起こります。
負荷テスト(LH-RHテスト)
LH-RHという注射をして、注射前後に採血をおこない、FSH/LHの値を測定します。月経不順などで排卵障害が疑われる場合、卵巣、下垂体、視床下部のどこに原因があるのかを調べます。
黄体機能検査
黄体ホルモンを測定します。黄体ホルモンは排卵後に分泌され、受精卵を育てる環境が作られます。排卵後約1週間で受診し、採血で確認します。

クラミジア検査

クラミジア感染症が進行すると不妊の原因になるため、検査をおこないます。罹患している場合は抗生物質による治療をおこないます。

子宮卵管造影検査

卵管がつまっていないかを調べます。シリコン製の細いカテーテルから子宮内に造影剤を注入して、子宮のかたち、卵管の通過性を確認します。レントゲン透視下で行います。

超音波検査(卵胞チェック)

子宮内膜の厚さ、卵胞の大きさを調べます。排卵が近づくと、子宮内膜は厚くなり、卵胞は約20mmまで発育します。これらを確認し排卵時期を予測します。

フーナーテスト

運動精子が子宮頸管内にいるかを調べます。前日もしくは当日朝にタイミングをとり受診していただき、子宮経管粘液を採取し、顕微鏡下で精子の状態を観察します。テスト結果が不良の場合、精子不動化抗体を測定します。

子宮鏡検査

子宮鏡を使用して子宮内の状態、卵管の入り口の状態を観察する検査です。受精卵(胚)の着床を妨げるような病変(子宮内膜ポリープなど)がないか、卵管の入り口が狭くなったり閉じていないかを確認します。

甲状腺機能検査

甲状腺刺激ホルモン(TSH)、甲状腺ホルモン(FT4)を測定します。甲状腺機能低下の状態が持続している場合、月経不順などの異常がおこり、妊娠しにくくなるといわれています。

精液検査

精子の数・運動性を調べます。2~5日禁欲した後にマスターベーションで精液を採取し、顕微鏡で確認します。不妊症の原因の約半数は男性側にあるため、早めの検査をおすすめしています。

感染症検査

妊娠中に感染をすると母児感染をおこす感染症について、初診時にスクリーニングを行います。HBs抗体、HCV抗体、梅毒、HIV、風疹(HI)抗体などです。

ビタミンD検査

ビタミンDを測定します。不妊治療領域では子宮内環境を整えるために必要な栄養素として注目されています。値が低い場合には、食事やサプリメントで摂取することをおすすめしています。

銅亜鉛検査

銅亜鉛を測定します。銅が蓄積する病気の方は妊娠しにくいことがわかっています。銅と亜鉛のバランスが乱れている場合は補正をします。

慢性子宮内膜炎(B-CE)検査

子宮内局所に軽度の炎症が起こっている状態で、着床障害や妊娠初期の流産の原因の1つです。CD138という抗原をもつ免疫細胞(形質細胞)が受精卵を障害しようとするため、着床障害の原因になるとされています。CD138陽性細胞があれば、抗生物質の内服をおこないます。

不育症

妊娠は成立するものの、流産や死産を繰り返してしまうことをいいます。リスク因子を調べるための染色体検査や甲状腺機能検査、子宮卵管造影検査、超音波検査、MRI検査などがあります。

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