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採血について…

こんにちは。看護師です。

今回は不妊治療を行う上で実施する《採血》についてのお話をしようと思います。

採血を行う主な目的は

感染症罹患歴の有無を確認するため

卵巣の予備能(AMH)を確認するため

採卵(手術)前の身体(血球数や腎肝機能)の検査をするため

身体の中のホルモン値を確認するため

お薬(内服薬や注射)の効果を評価するため

 

特に採卵周期や移植周期に入るとホルモン値や、使用している薬剤の評価の効果を確認するため、採血の頻度が高くなります。


痛みを伴う採血は苦手な方は多いと思います。
少しですが看護師から採血を受けるときのポイントをお伝えさせてください。
採血を少しでも楽にするために…

★リラックスする
ゆっくりと深呼吸をしましょう。
また、採血が苦手な方は予め看護師にその旨をお伝えください。

 

★親指を中にし、軽く握ってください。
手を握る事で末梢の静脈血が血管に集まります。
また、手を握る事で血管が固定され採血がスムーズに行えます。

 

★水分補給をしましょう
水分不足だと血管は細くなってしまいます。こまめに水分を取っておくことで血管が見えやすくなり採血がしやすくなります。


★お身体、特に腕を温めておきましょう
血管が見えにくい方や冷え性の方、採血の苦手な方は採血部位を温める事で血流が改善し血管が拡張されます。

 

★ベッドでの採血もご案内出来ます
血管が出にくい方、緊張しやすい方、過去の採血で失神したことのある方はベッドでの採血をご案内できますので事前に看護師にお声掛けください。

 

最後に…採血後は3-5分程度のしっかりとした圧迫止血が重要です。
内出血になりやすい方やさらさらのお薬(抗凝固剤)を内服している方は10分

程度の止血をお願いしております。
必要であれば止血バンドを貸出する事も出来ますので気軽にお申し付けください。