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培養室紹介

こんにちは。胚培養士です。

 

今回は胚培養士の仕事内容についてご紹介します。

 

当院では現在8人の胚培養士が勤務しています。

患者様とは主に採卵や胚移植開始時のご本人様確認の際や、移植胚の説明の際にお会いするかと思います。

 

普段は胚培養室というクリーンな部屋の中で仕事をしています。

 

業務範囲は、採卵によって採取された卵胞液から卵子を探し出す検卵作業から始まり、最終的に受精卵(胚)を子宮内に戻す胚移植までを行っております。

 

業務の中でも顕微授精や胚移植は特に慎重な作業です。

 

顕微授精は、顕微鏡を覗きながら、針で卵子の中に1個の精子を注入して授精させます。

このとき卵子によって、穿刺する場所や方法を変えるなど、卵子の特徴に合わせて授精操作を行い、良好な胚が得られるよう努めています。

    


また、得られた胚を子宮内に戻す胚移植は大事な過程です。採卵して数日培養した胚や凍結された状態の胚を融解し、細いカテーテルで胚を吸って子宮の中に戻します。

この際、胚は患者様のお名前とID、胚番号によって培養時から管理されており、カテーテルで胚を吸う最終的な段階まで検体取り違えを起こさないような仕組みになっています。

 

胚培養士は患者様とお話しする機会はあまり多くはないですが、患者様の大切な胚と関わっている時間は長いです。

 

ご自身の胚について何か気になること等ございましたらいつでもお声かけください。