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不妊治療における注射と痛みについて

不妊治療における注射と痛みについて


 不妊治療では、採血や排卵誘発・黄体補充などの目的で、注射を行う機会が多くあります。「どのような注射なのか」「痛みはどの程度なのか」といった不安を抱かれる方も少なくありません。
 お薬の効果が出るスピードやお薬ごとの条件(薬液の性質など)によって、注射をする方法は決められています。今回は、当院で使用する皮下注射と筋肉注射における、それぞれの特徴と痛みの傾向についてご説明いたします。

■皮下注射について
 排卵誘発剤やホルモン補充療法でよく使用される方法です。
 当院では院内注射では腕に、在宅注射では下腹部に注射しています。

 針を刺すときにチクっとした刺激があります。お薬が注入されるときの痛みは、
 より脂肪の多いところに注射することで軽減される可能性があります。     

・自己注射について
 皮下注射にはペン型注射器など、ご自身で行える製剤もあります。
 看護師が正しい方法を指導し、安心してご自宅で続けていただけるように
 サポートしますのでご安心ください。    
           
 ・比較的脂肪のある部分をしっかりつまんで打っていただく

 ・薬液を常温に戻してから使用する
 ・毎回注射部位を少しずつずらす
ことによって、痛みや赤みを軽減できる可能性があります。
                             

■筋肉注射について

 排卵誘発剤や黄体ホルモン補充などで用いられる方法で、当院では腕に注射を行っています。
 筋肉注射は皮下注射の2倍のスピードで吸収されるため、効果の出現がはやいという特徴や、油性や混濁液のお薬・皮下注射より多い量のお薬を投与することができる、などの特徴があります。
 皮下注射より針がやや長く、太いため、注射時に強めの刺激を感じることがあります。また、薬液が筋肉にゆっくり吸収されるため、注射後に重だるさを感じる場合があります。
                   

注射は不妊治療に欠かせないですが、痛みや不安を感じるのは自然なことです。
当院では、患者さまが安心して治療を継続できるように、多職種でサポートさせていただいております。
不安や疑問がございましたら、遠慮なくスタッフにご相談ください。