こんにちは、胚培養士です。
今回は卵子の成熟についてお話します。
採卵(採卵について)により得られた卵子は、すべてが受精できる卵子とは限りません。受精する準備ができているかどうかは、卵子が成熟しているかどうかで決まります。
卵子の成熟過程は主に3段階あり、それぞれGV期、MⅠ期、MⅡ期と呼ばれています。
GV期、MⅠ期の状態にある卵子は、まだ成熟していないため受精できる準備ができていません。
そこから成熟が進むと極体と呼ばれる細胞が放出され、受精する準備ができた卵子(MⅡ期)となります。
自然に排卵される卵子は、受精する準備ができたMⅡ期の卵子のみです。
一方採卵では、薬によりホルモンを調節することで同時に複数個の卵子を育て、主席卵胞(最も大きい卵胞)を基準として採卵の日程を考えます。そのため他の小さな卵胞から得られた卵子が十分に成熟していないこともあり、得られた卵子すべてが受精できる卵子とは限らないのです。
胚培養士は画像のような各期の特徴から卵子の成熟度合いを判断し、受精操作を行うか決めています。
採卵で得られた卵子の成熟度合いなどを詳しく知りたい方は、胚培養士までお尋ねください。
